本学科在校生から受験生の皆さんへのメッセージです。
橋の構造に関心があり、橋を造りたいと憧れていました。だから迷うことなく社会環境デザインを選びました。もともと、現象が目に見え数字で表せる物理が好きで、女子高でしたが工学部への進学は全く抵抗感がありませんでした。入学してみると私たちの学年は44人中10人が女子で、建築ではなく地盤や構造物の勉強をしたい仲間が意外と多く、力強く感じました。現在は学科の現役女子交流会も誕生し、2年〜4年生と大学院生を合わせるとかなりの数になります。
3年生になっての授業ではコンクリート工学が面白いです。手練りでコンクリートを作り、実験棟で圧をかけて強度実験をしています。研究室は橋のスペシャリストの先生のもとで、念願の橋の構造か材料について学びたいと決めています。卒業後は大学院に進学し、計画から管理までトータルに携われるような仕事に就けたらと思います。私たちは社会環境デザイン工学科に学科名が変わって、その1期生です。人間も含めた社会環境とのバランス、利便性と環境負荷のバランスを考慮して、構造物をつくることの大切さに出会えたことを誇りに思います。
(在学時のインタビューより)