本学科在校生から受験生の皆さんへのメッセージです。
地中熱や太陽光、地下水などの自然エネルギー活用法を研究しています。具体的には太陽光を使い、地下水を汲み上げて、その水を地域でいかに利用するかを考えています。当初私は建築物や構造物を造りたいと思っていましたが、もっと広い視野での街づくりに関心が深まり、自然エネルギーの地域社会での活用法という研究テーマにたどり着きました。
きっかけは、卒業研究に取り上げた「屋上緑化」について、桐生市民に意識調査をしたことです。その触れ合いから多くを学び、地域社会の活性化につながる街づくりに関わりたいと考えました。織物工業だったのこぎり屋根建築を活かす方法や、林業廃棄物を利用した竹垣による環境美化に取り組んでいます。
私たちの対象とする環境は、自然環境だけでなくその地の歴史や文化も含めた社会環境です。人の意識の向け方を変えることも大事で、人のつながり、地域とのつながりを含めて考えるのが社会環境デザインです。卒業後は職人さんや現場の人と触れ合いながら仕事する施工に携わりたいと考えています。
(在学時のインタビューより)