本学科在校生から受験生の皆さんへのメッセージです。
高校が群馬大学のキャンパスに近かったので,群馬大の見学会に来る機会も多く,身近に感じられる大学でした.父が建築科出身で,建築の話をよく聞かされていたため,いつとはなしに工学系に関心が向いていたのかもしれません。
私は「流域環境学」の研究室で河川に関する研究をしています.例えば台風の影響で河川がどのくらいの被害を受けているのか,それによって今のままではどのような危険性があるのか,を知るといった内容です.昨年9月に台風のときには,渡良瀬川流域でデータを取り,パソコンに入力して解析しました.傷ついた自然の治癒力を目の当たりにして,思い知らされたのは自然の力はすごいということでした。
卒業研究のテーマは「台風が河川に与えた影響」です.私は新しいものを建設するより,現在あるものを守っていくことに重要性を感じ,防災や自然環境に興味を持つようになりました.卒業したら,自然と向かい合いながら,自分が生まれ育った土地で役に立てる仕事がしたいと希望してきました.公務員となって土木系の職務に就けたらと思っています.
また,入学してから3年間テニス部に所属しました.サークル活動を通じ,看護や教育など学部学科を超えた学友との交流によって得たものも,大事にしたいと思います.
(在学時のインタビューより)