カリキュラム
主な専門教育科目(土木工学に関するもの)を紹介します。
「構造力学I,II」「構造設計法」は、橋梁やダムなどの社会基盤構造物を設計し、かつ、長期に渡ってそれらを維持管理し続けるために必要な力学の基礎について学びます。
「弾塑性学」では、構造物材料の変形・破壊の力学について、また「耐震工学」では構造物や地盤の地震時の挙動と設計法を学びます。
「コンクリート工学」「建設材料学」は、建設構造物の主要な材料となるコンクリートの力学と材料特性について扱う科目です。
「土と地盤の力学」「地盤環境工学」は、構造物を支える地盤の力学と、地盤の強度を向上させるための技術、環境への影響について学びます。
「水理学」では、河川の流れに見られるような水の流れを解析する力学、「河川工学」「水文学」では、雨水の流出過程や水文統計学を学びます。これらは洪水に強い河川や渇水災害の軽減などを目的とした川づくりの基礎となります。
「防災工学」「防災計画」では、さらに自然災害から私たちの生活を守るための一般的な知識について学びます。
「環境水質工学」「廃棄物管理工学」「環境整備工学」は、市民生活の基盤施設である上下水道施設の設計、生活・産業廃棄物や汚染物質の物理的・生物化学的処理処分の計画と設計を扱う科目です。また広く環境問題への対処法を学ぶ「環境修復科学」など、環境に配慮した技術に関する授業も充実しています。
「計画理論」では、社会基盤施設を計画するための基礎理念を学び、その応用として、社会需要予測や交通行動論にもとづく交通システムの整備および都市計画論にもとづく都市開発については「交通・都市開発工学」が用意されています。
以上から分かるように、本学科の対象とする学問の領域は広く、かつ学際的な分野を多く含んでいます。これらの講義によって、より広い視野で物事を考えられる人材の育成を目指しています。
シラバス
授業科目の内容を閲覧することができます。
※【重要】シラバス中の『ディプロマポリシーとの関連(評価の観点)』について
平成30年度より、各科目のシラバスの『ディプロマポリシー(以下DP)との関連(評価の観点)』の欄に、全学部共通(教養教育)のDPと各学部学科独自のDPとの関連を表記することになりました。そのため、本コースの学習・教育到達目標(A)から(G)は、【社会基盤・防災コース】独自の評価の観点EからKにそれぞれ対応するものとしてシラバスに記載されるようになります。
各科目のシラバスの『DPとの関連』欄で、『◎(特に重視する)』がついている項目は、それに対応する学習・教育到達目標の達成に深く関わっており、『〇(重視する)』がついている項目は、それに対応する学習・教育到達目標の達成に関わっている科目であることを意味します。